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RE:IMRTのPSA非再発率
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2015/01/05(月) 18:03:01 No.5185 [返信]
 眞さん
この答えでは少し物足りないと思いますが、手元に研究発表の資料がないのでご勘弁を。
IMRTでは老舗と言える以下の2施設のHPをチェックしてみました。

京都大学附属病院では、2003年から2011年5月現在までにIMRTプロトコール(B期の中・高リスクに適用)で加療したのは145例。
5年PSA非再発率は、B期:85%、C期:69% 。5年全生存率は、B期:95%、C期:95%となっています。
急性期合併症 → 頻尿・尿勢低下:70%、頻便・排便時痛:20%、排便時出血:13%
晩期合併症 → 直腸出血 (薬物治療を要するもの):6.3%、排尿困難・膀胱出血(治療を要するもの):7.3%
http://radiotherapy.kuhp.kyoto-u.ac.jp/?p=18

千葉県がんセンターでは2000年9月からこの治療を開始し、2009年11月までに前立腺癌450例に施行。
前立腺内に金マーカを埋め込む高精度照射により直腸出血の発生頻度はわずかに3%であり、いずれもGrade1(軽度)の出血。
5年PSA無再発生存率では、低リスク:93.3%, 中リスク:98%, 高リスク90%であり、非常に良好な成績です。
http://www.pref.chiba.lg.jp/gan/center/service/kiki/imrt.html

京大では、低リスクは普通の3D-CRTで、IMRTを適用しておらず(現在は知りません)、B期にも高リスク患者が含まれています。
千葉県がんセンターの高リスク群には、限局がん(病期B)の場合も含まれているので、浸潤がんに限定した京大のC期とは
数字上はかなりの開きがあるようにも思えますが、同列に並べたデータではないのでそのまま比較はできません。
放射線量は京大が78Gy、千葉県がんセンターが76Gyのはずですが、現在どうかの確認はできておりません。
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