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頴川晋、石原壮一郎『あぁ、愛しの前立腺』 PSAについて
投稿者: 投稿日:2014/12/18(木) 15:30:12 Home No.5128 [返信]
山城の人 さんの紹介の投稿で知り、頴川晋、石原壮一郎『あぁ、愛しの前立腺』
小学館を読んでみました。



いくつか今まで知らなかったことが書かれていましたが、PSAに関することを
書きます。

PSAを発見したのは日本人だが(1971年)日本語で論文を発表したので、1979年
に中国系アメリカ人が同じような研究成果を英語論文で発表し「アメリカ人が
発見した」ということになってしまったということです。

以下のページにもう少し詳しく書かれています。
http://www.beckmancoulter.co.jp/campaign/blue_clover.html#01

Wangらに先立つ1971年にはHaraらがやはり精漿から分離した物質をγセミノプロテインと命名しましたが、これは後日freePSAと同一物質であることが分かりました。「原先生が発見されたγセミノプロテインをいち早く国際的な論文として発表されていれば、日本人が発見した物質として後世に語り継がれるべき・・・・」と日本人の謙虚さを惜しむ声も聞かれます。

PSA検査の4.0(ng/ml)がどのようにして設定されたかという話も興味深かったです。

もともと、ハイブリテックというアメリカの試薬メーカーが、PSA検査キットを商品化する際に設定した、正常値です。どうやって導き出したかというと、自分のところの社員にボランティアを募ったり、自分たちが保有していた血液を調べたりして、500件弱程度の血液を元に数値を算出したのです。全員が健康という前提で、99%の方が4.0を下回っていました。それで4.0になったのです。  (P.36)

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