①抗がん剤の効果や、副作用は人によってかなり違うようです。
毛嫌いする人が多いのも確かですが、
副作用マネージメントの上手下手によってもだいぶ違うようです。
②放射線が1回しかできないというのは、”同じ場所に”ということですね。
セカオピの先生がおっしゃっている三か所というのは、要するに脊柱ですね。これがやられると、
自由に動きまわることができなくなり、ヘタをすれば寝たきりになってしまう恐れもあるので、
病変が進んでいると思われる時は、早めに手を打ったほうが良いと思います。
予防照射をすべきとおっしゃる先生も居られるぐらいですから。
外部照射の後でも、St89の使用は問題ありません。
③精巣の摘出を望む方には次のような方ではないかと思っています。
1)治療費を押さえたい方、 2)薬の副作用が耐えられない方、 3)薬に不信感を抱いている方。
精巣摘出に匹敵すると言われているのは、LH-RHアゴニスト(リュープリンやゾラデックス)ですが、
比較的新しいLH-RHアンタゴニスト(ゴナックス)のほうが、効果が大きいという報告もあります。
http://higepapa.blogspot.jp/2014/12/blog-post.html
仮に、精巣の摘出をしても(手術自体は簡単ですが)、副腎からの男性ホルモン(微量には前立腺そのものからも)まで
カットすることはできないし、いつの日か去勢抵抗性となることを妨げることはできないので、
薬と同様(継続期間の長短は判りません)、やはり次の手を考える必要が出て来ます。
そんな時の出番が、今年承認されたエンザルタミド(イクスタンジ)やアビラテロン(ザイティガ)ですね。
④ゾメタも一時的に骨痛が出るケースもあるようです。
ゾメタより新しいのはランマークで、このほうが効果が良いという説もありますが、
ゾメタで骨痛が出た場合、ランマークでも出るのかどうか・・・試してみないことには判らないと思います。
痛み止めで乗り切れるものなら、骨転移の対処法としては、これをやったほうが望ましいと思われます。
⑤食事療法は予防という意味では、工夫しだいで効果があるようですが、
転移がんの患者さんに実際に効果があるのかどうかとなると、ほとんど良い手はないと言っても良いのではないでしょうか。
巷には様々な食事療法が紹介されているので、この辺りは、ご自分で十分で吟味をして対処なさってください。
⑥新薬の使い分けについてはこのあたりに色々と書いているので、一読ください。
...(続きを読む)
毛嫌いする人が多いのも確かですが、
副作用マネージメントの上手下手によってもだいぶ違うようです。
②放射線が1回しかできないというのは、”同じ場所に”ということですね。
セカオピの先生がおっしゃっている三か所というのは、要するに脊柱ですね。これがやられると、
自由に動きまわることができなくなり、ヘタをすれば寝たきりになってしまう恐れもあるので、
病変が進んでいると思われる時は、早めに手を打ったほうが良いと思います。
予防照射をすべきとおっしゃる先生も居られるぐらいですから。
外部照射の後でも、St89の使用は問題ありません。
③精巣の摘出を望む方には次のような方ではないかと思っています。
1)治療費を押さえたい方、 2)薬の副作用が耐えられない方、 3)薬に不信感を抱いている方。
精巣摘出に匹敵すると言われているのは、LH-RHアゴニスト(リュープリンやゾラデックス)ですが、
比較的新しいLH-RHアンタゴニスト(ゴナックス)のほうが、効果が大きいという報告もあります。
http://higepapa.blogspot.jp/2014/12/blog-post.html
仮に、精巣の摘出をしても(手術自体は簡単ですが)、副腎からの男性ホルモン(微量には前立腺そのものからも)まで
カットすることはできないし、いつの日か去勢抵抗性となることを妨げることはできないので、
薬と同様(継続期間の長短は判りません)、やはり次の手を考える必要が出て来ます。
そんな時の出番が、今年承認されたエンザルタミド(イクスタンジ)やアビラテロン(ザイティガ)ですね。
④ゾメタも一時的に骨痛が出るケースもあるようです。
ゾメタより新しいのはランマークで、このほうが効果が良いという説もありますが、
ゾメタで骨痛が出た場合、ランマークでも出るのかどうか・・・試してみないことには判らないと思います。
痛み止めで乗り切れるものなら、骨転移の対処法としては、これをやったほうが望ましいと思われます。
⑤食事療法は予防という意味では、工夫しだいで効果があるようですが、
転移がんの患者さんに実際に効果があるのかどうかとなると、ほとんど良い手はないと言っても良いのではないでしょうか。
巷には様々な食事療法が紹介されているので、この辺りは、ご自分で十分で吟味をして対処なさってください。
⑥新薬の使い分けについてはこのあたりに色々と書いているので、一読ください。
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