返事が遅くなりました。
①PSAが一時的にしかも極端に上がるのは、細菌性の急性前立腺炎が疑われます。
30前後上昇したという知人も居るので、おそらくそれに間違いないでしょう。
尿を分析すれば判るはずですが・・・
若干上がる程度であれば、肥大症や、射精直後、自転車を超距離で乗った時など。
②~③困ったことですが、それが普通となってるのが現状のようですね。
生検も痛いところもあれば、なんともないところもあるし、
6~10本しか調べないところもあれば、20本から40本以上調べるところもあって、非常に幅が広いです。
前立腺がんかどうかの判断もPSAがグレーゾーンなら、白黒どちらに近いかを判断するための参考データというのは
いくつかありますが、エビデンスとしてはやや希薄なので、信頼性はあまり高くないと言われています。
参考:補助的判定要素
・PSAD(PSA密度orPSAデンシティ)
PSAの値を前立腺の体積で割った値、大きいほどがんの可能性大。(0.15以上:要注意)
・F/T比(遊離PSA比率 = 遊離PSA/総PSA = フリーPSA/トータルPSA)
低いほどがんの可能性大。(15%以下:要注意、7%以下:がんの可能性)
・PSA速度(PSADT:ダブリングタイム、PSAV:ベロシティ=年間上昇値)
過去のデータより、PSA上昇の速度をチェックする。早いほど要注意。
これらとMRI、超音波、触診などを合わせて判断すれば、ある程度の目安はつくと思うのですが、
そこまでしてくれるところは少ないようです。
忙しいのにそんなことまでやっとれんというのがお医者さんの本音?でしょうか。
MRIも、磁力が強く分解能が高い機種で、適切なモードで取れば、かなり良く判るようになってきましたが、
それが可能な病院はまだ少ないのが現状です。
色々やってくれそうな病院の一例として、こちらのHPを紹介しておきます。(以前もここで紹介したことがあるのですが)
ただし確定診断はやはり針生検を受けねばなりません。
生検後行う画像検査は、浸潤や転移を見るためのものなので、前立腺内のがんが見えるかどうかは、
特に気にしていない(生検であると判っているから)と思います。
がんの有無を判断するには、機械、手技とも、一定の水準以上のものが必要でしょう。
...(続きを読む)
①PSAが一時的にしかも極端に上がるのは、細菌性の急性前立腺炎が疑われます。
30前後上昇したという知人も居るので、おそらくそれに間違いないでしょう。
尿を分析すれば判るはずですが・・・
若干上がる程度であれば、肥大症や、射精直後、自転車を超距離で乗った時など。
②~③困ったことですが、それが普通となってるのが現状のようですね。
生検も痛いところもあれば、なんともないところもあるし、
6~10本しか調べないところもあれば、20本から40本以上調べるところもあって、非常に幅が広いです。
前立腺がんかどうかの判断もPSAがグレーゾーンなら、白黒どちらに近いかを判断するための参考データというのは
いくつかありますが、エビデンスとしてはやや希薄なので、信頼性はあまり高くないと言われています。
参考:補助的判定要素
・PSAD(PSA密度orPSAデンシティ)
PSAの値を前立腺の体積で割った値、大きいほどがんの可能性大。(0.15以上:要注意)
・F/T比(遊離PSA比率 = 遊離PSA/総PSA = フリーPSA/トータルPSA)
低いほどがんの可能性大。(15%以下:要注意、7%以下:がんの可能性)
・PSA速度(PSADT:ダブリングタイム、PSAV:ベロシティ=年間上昇値)
過去のデータより、PSA上昇の速度をチェックする。早いほど要注意。
これらとMRI、超音波、触診などを合わせて判断すれば、ある程度の目安はつくと思うのですが、
そこまでしてくれるところは少ないようです。
忙しいのにそんなことまでやっとれんというのがお医者さんの本音?でしょうか。
MRIも、磁力が強く分解能が高い機種で、適切なモードで取れば、かなり良く判るようになってきましたが、
それが可能な病院はまだ少ないのが現状です。
色々やってくれそうな病院の一例として、こちらのHPを紹介しておきます。(以前もここで紹介したことがあるのですが)
ただし確定診断はやはり針生検を受けねばなりません。
生検後行う画像検査は、浸潤や転移を見るためのものなので、前立腺内のがんが見えるかどうかは、
特に気にしていない(生検であると判っているから)と思います。
がんの有無を判断するには、機械、手技とも、一定の水準以上のものが必要でしょう。
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