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治療の本質からは外れますが
投稿者:T&K 投稿日:2014/10/02(木) 21:24:50 No.4698 [返信]
皆様こんばんは、初めての投稿です。現在70才でS医大O先生のトリモダリティを受けています。それまで近所の医院、社会保険K病院、K医大を経ています。この掲示板は治療開始後知りました。トリモダリティについては多く書かれていますので、治療の本質からは外れますが、その他のことで投稿いたします。
1.治療開始まで
 2012年10月:当初社会保険K病院にてPSA4.3で針生検を提示されましたが、自分は肥大症だと思っていたので針生検は断りました。しかし、もしガンだった場合は選択肢が多いほうが良いと思い、K医大に転院しました
2013年9月:PSAは徐々に上がり、MRIで異常あり。針生検でガンがヒットしました。PSAが高くなってから1年も経過しているので、ショックではなく、やはりそうかと言う感じでした。この時、PSA8.09、T2a、GS4+4=8、陽性率は1/8でした。
 2013年10月:K医大でダビンチロボットによる手術を薦められ、当初は致し方ないかと思いました。しかし、S医大の近くに住んでいる友人が偶然O先生の患者で、彼から藤野邦夫著『前立腺ガン―最善医療のすすめ』を紹介され、読後考えが変わりました(この本は6月に出版されたところでした)。残り人生を考えると、最優先はQOLの高さでした。術後のQOLが高そうな小線源について、K医大とS医大(メールで受診をお願いしました)の説明を比較検討してみましたが、専門外来で治療実績が多く、再発率が低いS医大のO先生にお願いすることにしました。S医大は自宅から1時間弱の通院時間です。
2.治療開始
2014年11月 ホルモン治療開始 PSA9.0、容量50cc
2014年6月 小線源手術、シード数63本
2014年8月 リニアック外部照射放射線治療(身体の前後左右の4方向から)K先生 合計23回
2014年11月まで ホルモン治療の予定
3.ホットフラッシュ
 ホルモン治療開始後約1ヶ月半位(1月半ば)から始まり、特に夜が安眠できなくなりました。ネットで偶然「パキシルが効果あり」との記事を見ましたので、O先生にメールで許可を頂き服用しましたが、私の場合は効果があったように思います。しかし夏場は急に何度も汗をかくので、服用による効果がどの程度あったのかは不明です。ホットフラッシュが起こっていない時でも体感温度は高く、夏の昼間はクーラーをつけていてもきついと感じました。涼しくなると随分楽です。
4.鉛のパンツ
小線源治療を受けるに際しちょっと困ったことがありました。上の娘が出産で帰ってくるのと、同居中の下の娘の子が生後9ヶ月でした。安全性を説明しましたが、娘たちは中々納得しないので、鉛のパンツを購入し、ガイガーカウンターをレンタルして、実際に測定して我が家の安全距離を設定することにしました。
a.退院時の病室での測定(S医大放射線科の測定)で分かったこと
身体の前後左右では前後の方が線量が高い。これは左右は骨盤があって放射線をふせいでいるからだそうです。身体の前面での測定では、鉛のパンツの遮断効果は97%(カタログでは95%)。身体の直前では、鉛のパンツなしでは自然レベルの数百倍の被爆。これを聞いただけで許容量などは関係なく、娘たちは本能的に同じ部屋に私と孫がいることを避けるでしょう。
b.我が家での測定で分かったこと。
自然レベルと同じ位の値なら文句なしに安全なので、これを目標にしました。鉛のパンツなしでは自然レベルになるには5m強離れねばならず、これでは孫と同じ部屋にいることは不可能です。鉛のパンツを履いても横より正面の方が線量が高く、さらにソファに深く座る、つまり股下が正面にくる状態ではもっと線量が高くなりました。従って、この最も線量の高い姿勢で自然レベルにまで下がる距離2mを我が家の安全距離としました。これで娘達は納得しました。つまり、孫たちと同じ部屋にいる時は鉛のパンツを着用し、2mは離れるという取り決めです。
5.その後
 元々肥大症だったのですが、小線源が終った後、尿の勢いが少し良くなったように感じました。その後の外照射で尿の勢いが落ち、照射20回を過ぎた頃から尿回数が増え始めました。しかしそれよりも尿の切迫感の方が切実で、万一に備えて外出時は尿吸収紙パンツを着用することにしました。フィット感は下着と変わらず、臭いも殆ど出さないので安心感は充分でした。排便は軟便ですが便意が弱くなり、意識しないと便秘気味になりやすいと感じました。放射線科の先生によると、肛門には照射されてないそうです。
 以上ですが、放射線の副作用は終了後2、3か月ごろがピークと聞きました。ホルモン治療の副作用は治療終了後半年ほど続くそうです。
偶然が重なりS医大でトリモダリティを受けることになりましたが、副作用も思っていたよりも軽く、本当に良かったと思っています。節目で選択がありましたが、私の場合は家族のアドバイスや薦めもあり、転院やセカンドオピニオンを避けなかったことが自分の納得に繋がったように思います。

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