おなまえ
Eメール
タイトル
コメント
参照URL
添付File

暗証キー (英数字8文字以内)(あとで修正・削除する場合は要入力)
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
文字色
小児がん対象の粒子線治療について
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2014/07/14(月) 02:19:38 No.4359 [返信]
兵庫県が主催する「小児がんに対する粒子線治療を考えるフォーラム」に行ってきました。
兵庫県では現在ポートアイランドにこども病院の建設が進んでいますが、
その隣接地に、小児がんを対象とした粒子線(陽子線)施設を造ることが決まっています。

粒子線治療の優位性については、様々な議論があるようですが、
米国の放射線腫瘍学会の論文によると、陽子線治療の評価について次のように書かれています。
 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22405807

陽子線治療でX線治療に優るのは、
・大きめの悪性黒色腫(メラノーマ)と脊索腫(コルドーマ)
・小児の全脳・全脊髄照射(これらは副作用が少ないのが有利)
X線治療とほぼ同等なのは、
・肝がん、前立腺がん
X線治療より劣るのは
・肺がん、頭頚部がん、消化器がん、小児腫瘍など

小児がんでも、陽子線治療が優位なのは脳や脊髄に限られるわけで、その他の場合には、逆にX線のほうが有利だとか。

頭頚部がんの治療で顔面にゆがみが生じた晩期後遺症などもX線の弊害として例示されていましたが、
リニアックにも色々あって、今はピンポイントで当てることもできるはずですが、
いったいこれはどのような当て方をしたものかということですね。
これらの内容には、一切触れることもなく、話がどんどん進んでいましたね。
すでに建設は決まっており、あとは走るだけなので、側面目隠しをされた馬が走っているような気配を
感じてしまいました。
ちょっと斜めから見過ぎでしょうか。
前立腺がんに限って言えば、こういう施設は不要だと思っています。
処理 記事No 暗証キー

- JoyfulNote 改 -