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命の意味
投稿者:命の意味 投稿日:2014/03/27(木) 22:05:04 No.4126 [返信]
ひげの父さん様

高速道路で車を運転している時、ふと命について考えました。この私の命、もう古代から、何千年も前から受け継がれてきたんだなあ・・、いや、何千年どころじゃなく、何万年前からか・・・・。
いただいたこの命、私は次へ受け継げる事が出来なかった・・。と思うとすごく申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。生れてくるべきはずだった命を僕は何の努力もせずないがしろにしてきたのかもしれない・・。その命、いったい何人くらいいただろうか・・・。
命をくれた亡き父や、おじいちゃん、おばあちゃん、ごめんなさい。ごめんなさい。運転しながら泣きました。こんな事を考えた事はなかった。のほほんと生きてきたのです。癌になって、初めてこう感じるようになりました。もし、健康のまま自然に年をとり、家庭を持たずに人生を終えたとしてもこういうふうには思わなかったかもしれません。病気に教えられることがありますね。
ひげの父さん、ごめんなさい。掲示板には僕よりもっともっと重い癌の状態の方がたが(ひげの父さんはじめ)いらっしゃいます。そんななか僕のような初期の癌患者がいろいろと書きこむのは本当に申し訳ないような気がしています。ごめんなさい。

今、街で女性を見かけると以前よりいとおしく感じます。きれいな人、優しそうな人、色っぽい人、・・・いろんな女性がいますね。抱きしめたいと感じる気持ち、すけべごころ、そんな気持ちは一般には価値の低い感情とみなされます。しかし今の僕には,すごく尊い思いだと感じられます。なぜならそれらはみな、命に直接かかわる感情だと感じたからです。

世の中には自分の命と引き換えに守るべきもの(価値)があり、その守るべきものを守る人がいます。私は命が第一だと思っていました(もちろん今でもそう思っていますが)。いわゆる生命倫理でいうところのQOLよりSOL(Sanctity of Life)派でした。しかし、今、命の意味について考えます。重い癌なのに自分が大切にしている価値を守り、治療をこばみ生きる人がいます。以前はそれがわからなかったけれど今はわかるような気がします。
以前読んだ小説『余命』(谷村志穂著)。妊娠して乳癌が発症し、抗がん剤治療をすれば子供の命にかかわるので治療をせず、(しかし治療をしないと自分は死に至る)まさに命がけで子供を産むというストーリーでした。まさに自分の命と生れてくる子の命、どちらをとるか究極の選択のドラマでした。ものすごく感動しました。
命の意味ってなんでしょうか。

ひげの父さんがつくって下さった前立腺ガイドブックを読ませて頂いて、その内容の濃さに感動し、しかし一番感動したのは文面の至るところに散りばめられているひげの父さんのやさしさです!

ひげの父さん有難う!!!





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