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RE:放射線治療の副作用
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2013/06/13(木) 11:21:40 No.3463 [返信]
 フィットさん
D1ごんたさんとの5月のやりとりも、もちろんちゃんと「傍聴」していましたヨ。
体験者のお話に優るものはありませんから、余計な出しゃばりになってもいけませんので。(^^)>
さて、IMRTと従来の放射線治療の副作用を比較した場合どうなるかというご質問ですが、
この機会を利用して、ここをご覧の皆さんにも、外部照射の種類について一通りの説明させていただきます。
すでにフィットさんはご存じのことかもしれませんが、まあそれはそれということで。

10年以上前ならまだ2次元照射が主流だったんですが、これはもう今から思うと、
前立腺がん治療にはとても話にならない代物でして、
臓器の形を平面で捉えるだけなので、的を絞った照射ができなく、当然副作用も多くなり、
高線量を当てることも不可能で(せいぜい64~66Gy)なので、治癒率も低い。
泌尿器科の先生などは、放射線治療に対し、こうした2次元照射の
前立腺がんの治療としてはもうほとんど使われておりません。
現在は三次元原体照射(3D-CRT)が一番多く、IMRTがそれに続くという形ではないでしょうか。
良く機械そのものがまったく別物と考えている人が多いのですが、
これは機械の種別ではなく、照射方式の違いですね。
どちらもリニアック(ライナックという場合も)を用います。
前立腺を中心とする臓器の位置関係をデジタルの世界で3次元で把握し、
多方向からの照射をそれぞれの角度から見た臓器の形状に合せるというところまでは、
3D-CRTもIMRTもほとんど差はありません。
違うところはIMRTの照射口にはコンピュータと連動してうごく金属すだれのような
多分割絞り(MLC:マルチリーフコリメータ)がついていること。
これが秒速で細かく開閉することにより、1方向からの照射にも線量に濃淡を付けられるようになりました。
直腸や膀胱など、照射を避けたい部分を単純に覆うだけでなく、狙う場所に欲しいと思う線量を決定し、
それをコンピュータに逆計算させることにより、1方向からのデジタル分割された各部の線量を割り出し、
MLCを自動的に動かしているわけです。
したがって、理屈通りに行けば、3D-CRTよりもIMRTのほうが、副作用も少なく高線量照射が可能になると言えるわけです。
しかし、照射でいつも問題になるのは、その位置が一定でないこと。
治療計画(シミュレーション)を行った時と実際の前立腺の位置がずれていたら、これは話になりません。
膀胱の尿量、直腸の内容物(ガス)、呼吸や筋肉の動きに伴う変動等、これらにいかに対応できるか、
物理的な位置合わせや動態追随技術もあれば、多分割照射の誤差を吸収するマージン設定を含む
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