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去勢抵抗性
投稿者:moto 投稿日:2013/04/10(水) 15:14:25 No.3365 [返信]
  内分泌治療により前立腺癌の増殖は劇的に抑制されますが、治療によるテストステロンをはじめとしたアンドロゲン減少に抵抗するように、一旦不活性化した癌細胞がホルモン生産性能(去勢抵抗性能)を具備し、再び活性を取り戻す(再燃する)事はよく知られています。内分泌治療開始から再燃に至るまでの期間は平均して数年と言われていますが、短い場合2~3年、長い場合10~15年以上と、個人差が極めて大きいようです。この再燃に至る期間の長短差は癌の悪性度(GS値)に強く依存するとされているようですが、GS=8~9の場合においても10年以上に渡り再燃の認められない場合も散見されています。再燃期間に見られるこの著しい個人差が何により支配されているかについての定説はなく、内分泌治療歴一年生の私にとっても極めて大きな関心事です。

九州大学大学院医学研究院による最近の研究("Antioxidant therapy alleviates oxidative stress by androgen deprivation and prevents conversion from androgen dependent to castration resistant prostate cancer”, M. Shiota, et al, J. Urol. 187, 707-714(2012))により、去勢抵抗性前立腺癌成因の機序が解明されつつあるようです。研究成果の概要を簡潔に述べると、「低アンドロゲン環境下において、癌細胞のアンドロゲン受容体が慢性的な酸化ストレスにより異常に活性化され、去勢抵抗性癌へと変異する」とのことです。この成果をもとに抗酸化剤として広く知られているN-acetyl-cysteine を内分泌治療に併用することにより、去勢治療効果の顕著な増強が確認されているようです。

玄米、大豆、緑黄色野菜中心の菜食が癌に対する一般的な民間治療として知られています。これらの菜食は活性酸素を低減させ、ひいては酸化ストレスから我々の体を守ってくれることでも良く知られています。「酸化ストレス」の観点から前述の再燃期間に見られる著しい個人差の問題を私なりに再検討してみると、10有余年に渡り再燃を来していない前立腺癌罹患者の中には精力的に菜食を心がけておられる例が見受けられます(個人的感想大!!)。先日お亡くなりになった米長棋聖のように、対局中に受ける常人では想像を絶する精神的ストレスは極度の酸化ストレスへと導くことでしょう。無理のない(精神的ストレスを来さない)程度の菜食に加え、この掲示板でもしばし拝見する「ウキウキ、ワクワク、キラキラ」を心がけることが再燃に至る期間を出来得る限り長くし、癌と共生しながら天寿を全うすることの出来る一策ではないかな~~~と虫の良いことを考える今日この頃です。降圧剤の服用により高血圧症と生涯お付き合い出来るがごとくに、服用のみにて局限性前立腺癌と生涯つき合っていける日の近いことを信じたいものです!! 長文お許しください。
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