ゆたさん
はじめまして。
前立腺がんが見つかったと言うだけで過剰に反応してしまう人が多い中で、
慌てず落ち着いて監視療法という選択をされたこと、なかなか真似のできることではありませんね。
勇気ある決断には拍手を送りたいと思います。
「前立腺癌治療ガイドライン2012」には、PSA監視療法の適応患者の条件として、
PSA10以下、GS6以下、臨床病期T2以下、陽性コア2本以下(腫瘍占拠率50%以下)の「低リスク」患者を想定しているので、
これには合致していることになりますね。
ただ、少し細かいことを言わせていただくと、監視療法の適応に関しては、ここ数年の傾向としては、
もう少し条件を絞るべきだという考え方が出て来ているようで、
NCCN(National Comprehensive Cancer Network)では、2年ほど(?)前から「超低リスク」という概念を設け、
普通の「低リスク」に、臨床病期T1c、PSAデンシティ0.15未満というさらに厳しい条件を付加しています。
「超低リスク」であれば、期待余命が20年未満なら、PSA監視療法が一番良いとし、
20年以上なら、PSA監視療法と並んで放射線治療や全摘も選択肢としています。
普通の「低リスク」の場合は、PSA監視療法が一番良いとしているのは、期待余命が10年未満の場合だけです。
40代といえば、我々の仲間としては大変お若いわけで、期待余命も30年以上が見込めるのが普通です。
また、これは見聞きした範囲でのことで、確かなデータがあるわけではありませんが、
若くして前立腺がんが見つかった人の場合は、病理学的に特殊ながんだったり、進行が特に速かったりするケースも
しばしばあるように感じています。
監視療法は過剰治療ならびに無益な合併症・副作用を防ぐと言う意味では非常に有効な選択肢だと思いますが、
40~50代ではかなりのリスクを背負うことも確かなので、例えば小線源療法などの積極的治療への切り替えも、
早くから視野に入れつつ、速やかな対応を心に留めておいたほうが良さそうに思います。
監視療法を継続するなら、かなり慎重に経過をフォローする必要があるでしょうね。
生検の必要時期、積極的治療を勧告するタイミングについては、様々な見解があるのでなんとも言えませんが、
(”生検は半年に一度”とおっしゃる先生の根拠は不明です・・・ガイドラインでは1~3年となっています)
某専門家向け雑誌に掲載されていた表を、ここにそのまま載せておきます。
>私が不安に思うのは、針生検をするとおとなしいがんが目覚めて凶暴になるのでは?と言う
事なのですが、
...(続きを読む)
はじめまして。
前立腺がんが見つかったと言うだけで過剰に反応してしまう人が多い中で、
慌てず落ち着いて監視療法という選択をされたこと、なかなか真似のできることではありませんね。
勇気ある決断には拍手を送りたいと思います。
「前立腺癌治療ガイドライン2012」には、PSA監視療法の適応患者の条件として、
PSA10以下、GS6以下、臨床病期T2以下、陽性コア2本以下(腫瘍占拠率50%以下)の「低リスク」患者を想定しているので、
これには合致していることになりますね。
ただ、少し細かいことを言わせていただくと、監視療法の適応に関しては、ここ数年の傾向としては、
もう少し条件を絞るべきだという考え方が出て来ているようで、
NCCN(National Comprehensive Cancer Network)では、2年ほど(?)前から「超低リスク」という概念を設け、
普通の「低リスク」に、臨床病期T1c、PSAデンシティ0.15未満というさらに厳しい条件を付加しています。
「超低リスク」であれば、期待余命が20年未満なら、PSA監視療法が一番良いとし、
20年以上なら、PSA監視療法と並んで放射線治療や全摘も選択肢としています。
普通の「低リスク」の場合は、PSA監視療法が一番良いとしているのは、期待余命が10年未満の場合だけです。
40代といえば、我々の仲間としては大変お若いわけで、期待余命も30年以上が見込めるのが普通です。
また、これは見聞きした範囲でのことで、確かなデータがあるわけではありませんが、
若くして前立腺がんが見つかった人の場合は、病理学的に特殊ながんだったり、進行が特に速かったりするケースも
しばしばあるように感じています。
監視療法は過剰治療ならびに無益な合併症・副作用を防ぐと言う意味では非常に有効な選択肢だと思いますが、
40~50代ではかなりのリスクを背負うことも確かなので、例えば小線源療法などの積極的治療への切り替えも、
早くから視野に入れつつ、速やかな対応を心に留めておいたほうが良さそうに思います。
監視療法を継続するなら、かなり慎重に経過をフォローする必要があるでしょうね。
生検の必要時期、積極的治療を勧告するタイミングについては、様々な見解があるのでなんとも言えませんが、
(”生検は半年に一度”とおっしゃる先生の根拠は不明です・・・ガイドラインでは1~3年となっています)
某専門家向け雑誌に掲載されていた表を、ここにそのまま載せておきます。
>私が不安に思うのは、針生検をするとおとなしいがんが目覚めて凶暴になるのでは?と言う
事なのですが、
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