水平線さん
PSA非再発率に関しては、それぞれの治療法(学会)毎ではありますが、国内、海外の学会等ですでに多くの発表がなされています。専門的な立場から分析議論すれば問題点があるかもしれないし、施設に寄って数値のバラつきがあることも否定できないと思いますが、これまで報告されている数値を見る限りにおいては、よほど特殊な状況でない限り、限局がんの非再発率が50%以下ということはありえないのではないでしょうか。
予期できなかった転移や浸潤のある可能性、画像では検知できない微小転移のある可能性については、リスク分類に大きく関与すると思っていますが、これらを含めて非再発率として80%なり、90%なりといった数値が出てきているわけです。
手術については、ここ十年で、開腹、腹腔鏡(小切開)、ロボットと手技は進化してきましたが、非再発率についてはほとんど違いがありません。
一方、放射線治療のほうはターゲットを絞りつついかに高線量を照射するかに工夫がこらされ、非再発率、障害発生率とも昔とは大きく変わってきましたし、まだまだ進化の途中にあると思っています。
私が治療を受けた7~8年前では、ハイリスクに対応できるのはIMRTだけ(手術は無理)でしたが、
現在では外部照射併用の小線源療法も、安全かつ正確にIMRT以上の高線量を照射できるようになってきました。(注:小線源療法ではハイリスクに対応していない施設もあります)
マンパワー不足が深刻で、医療施設によって技量に差があるのが難点ですが、非再発率に関して言えば、手術と放射線治療ではすでに差があるし、今後はそれがより明白になっていくように思っています。
手術は失敗してもまた放射線治療が受けられるという考え方もありますが、救済療法として受ける放射線治療の内容は初回治療とは大きくかけ離れたものなので、効果のほどは大幅に下がるわけですが、「手術ならチャンスは2度」と単純に説明する泌尿器科医が多いようです。
手術で20%が再発し、そのうち半数(10%)が放射線治療を受けたとしても、サルベージが成功するのは約半分(5%)。「2度のチャンス」と言ってもせいぜい非再発率は85%どまりです。
私は初回治療の選択がやはり一番大事ではないかと思っています。
微小転移の存在と、免疫活性の関連についてはご指摘のことも十分考えられると思いますので、
私自身も精神面、体力面共に十分気をつけながら、新しい年を歩み出そうと思っています。
貴重なご意見、どうもありがとうございました。
PSA非再発率に関しては、それぞれの治療法(学会)毎ではありますが、国内、海外の学会等ですでに多くの発表がなされています。専門的な立場から分析議論すれば問題点があるかもしれないし、施設に寄って数値のバラつきがあることも否定できないと思いますが、これまで報告されている数値を見る限りにおいては、よほど特殊な状況でない限り、限局がんの非再発率が50%以下ということはありえないのではないでしょうか。
予期できなかった転移や浸潤のある可能性、画像では検知できない微小転移のある可能性については、リスク分類に大きく関与すると思っていますが、これらを含めて非再発率として80%なり、90%なりといった数値が出てきているわけです。
手術については、ここ十年で、開腹、腹腔鏡(小切開)、ロボットと手技は進化してきましたが、非再発率についてはほとんど違いがありません。
一方、放射線治療のほうはターゲットを絞りつついかに高線量を照射するかに工夫がこらされ、非再発率、障害発生率とも昔とは大きく変わってきましたし、まだまだ進化の途中にあると思っています。
私が治療を受けた7~8年前では、ハイリスクに対応できるのはIMRTだけ(手術は無理)でしたが、
現在では外部照射併用の小線源療法も、安全かつ正確にIMRT以上の高線量を照射できるようになってきました。(注:小線源療法ではハイリスクに対応していない施設もあります)
マンパワー不足が深刻で、医療施設によって技量に差があるのが難点ですが、非再発率に関して言えば、手術と放射線治療ではすでに差があるし、今後はそれがより明白になっていくように思っています。
手術は失敗してもまた放射線治療が受けられるという考え方もありますが、救済療法として受ける放射線治療の内容は初回治療とは大きくかけ離れたものなので、効果のほどは大幅に下がるわけですが、「手術ならチャンスは2度」と単純に説明する泌尿器科医が多いようです。
手術で20%が再発し、そのうち半数(10%)が放射線治療を受けたとしても、サルベージが成功するのは約半分(5%)。「2度のチャンス」と言ってもせいぜい非再発率は85%どまりです。
私は初回治療の選択がやはり一番大事ではないかと思っています。
微小転移の存在と、免疫活性の関連についてはご指摘のことも十分考えられると思いますので、
私自身も精神面、体力面共に十分気をつけながら、新しい年を歩み出そうと思っています。
貴重なご意見、どうもありがとうございました。