RE2:「幸せの遺伝子」
投稿者:ひげの父さん 投稿日:2012/12/12(水) 17:21:13 No.3047
[返信]
ご紹介いただいた村上和雄さんの著書「幸せの遺伝子」(2011.12 \1470)を読み終えました。
「アホは神の望み」(2011.4 \600)のほうは少し読み始めた所ですが、ざっとページを繰ったところ、編集の仕方はかなり異なるけれど、7~8割は同じ原稿がつかわれているようです。
しかし、私のように記憶力の弱い者には、このように少し異なる角度からもう一度読ませていただく方がありがたいですね。
著者は遺伝子工学の分野では世界的に著名な研究者ですが、こんなことをおっしゃっています。
38億年かかって成し遂げられてきた遺伝子の悠久な歴史と生物に宿る遺伝子の膨大かつ精緻な構造を見ていると、これはとてもじゃないが人智のなしうる仕業とは思えず、八百万の神を超越した”something great”の存在を意識せずには居られない。
遺伝子の研究は急速に進みつつあるが、その役割はまだ判っていないものがほとんど。
多くの遺伝子はそのほとんどが眠っていて普段は何もしないのだが、なんらかの刺激に寄って、遺伝子のスイッチがあり、思いがけないことが生じることもある。
その一例として、福知山線脱線事故で脳がシェイクした豆腐状となり、回復の見込みなしと告げられた鈴木順子さんが取り上げられています。
母のももこさんは、なんとか助けたいとの思いから、毎日耳元で「順ちゃん、順ちゃん、奇跡を起こそうよ」と声をかけ続けます。
そして5ヵ月後、順子さんはついに「おかあさん」という言葉を発します。
私なんかはこのくだりを読んだだけでおもざず「ぐぐっ」と来てしまうのですが、それも良いスイッチのひとつのようですね。
お母さんの「愛」により遺伝子のスイッチが入ったという捉え方は、エビデンスという観点からは非常に漠然としているわけで、普通なら「聴覚神経が脳に伝わりその刺激で新たな神経伝達回路が生じた」などと、もっともらしい説明をしたくなるわけですが、著者はそういう小賢しい考え方よりも、じつは一見愚鈍と思われるような考え方のほうが 物事を大きく捉えることができ、案外真実をついていることも多いとおっしゃるんですね。
ノーベル賞に繋がるような発見のほとんどは、学者仲間から「アホ」と思われるような研究であることが多いし、実際にふとした思いつきや偶然の出来事が大発見に繋がっていることがほとんどだとか。
鋭利で悧巧な生き方よりも、たとえ愚かでも良い。”something great”に感謝しつつ、もっと謙虚で深い生き方が望ましいということ。
そして、いい遺伝子のスイッチをONにできるのはどんな時か・・・ここでこれ以上書いてしまうと読む楽しみが亡くなりそうなので、この辺で置いておきますが、元気をもらえること、心がけてみたいことがたくさん書かれていました。
怪しげな健康食品や代替医療、免疫医療などはこの辺りから商売に結び付けようとするものが多いのですが、
この本に書かれているのは、あくまで心の持ちようです。
もし、ちょっと読んでみたいと思われるのなら、600円の文庫本でも十分目的を達せるはず。(^^)v
「アホは神の望み」(2011.4 \600)のほうは少し読み始めた所ですが、ざっとページを繰ったところ、編集の仕方はかなり異なるけれど、7~8割は同じ原稿がつかわれているようです。
しかし、私のように記憶力の弱い者には、このように少し異なる角度からもう一度読ませていただく方がありがたいですね。
著者は遺伝子工学の分野では世界的に著名な研究者ですが、こんなことをおっしゃっています。
38億年かかって成し遂げられてきた遺伝子の悠久な歴史と生物に宿る遺伝子の膨大かつ精緻な構造を見ていると、これはとてもじゃないが人智のなしうる仕業とは思えず、八百万の神を超越した”something great”の存在を意識せずには居られない。
遺伝子の研究は急速に進みつつあるが、その役割はまだ判っていないものがほとんど。
多くの遺伝子はそのほとんどが眠っていて普段は何もしないのだが、なんらかの刺激に寄って、遺伝子のスイッチがあり、思いがけないことが生じることもある。
その一例として、福知山線脱線事故で脳がシェイクした豆腐状となり、回復の見込みなしと告げられた鈴木順子さんが取り上げられています。
母のももこさんは、なんとか助けたいとの思いから、毎日耳元で「順ちゃん、順ちゃん、奇跡を起こそうよ」と声をかけ続けます。
そして5ヵ月後、順子さんはついに「おかあさん」という言葉を発します。
私なんかはこのくだりを読んだだけでおもざず「ぐぐっ」と来てしまうのですが、それも良いスイッチのひとつのようですね。
お母さんの「愛」により遺伝子のスイッチが入ったという捉え方は、エビデンスという観点からは非常に漠然としているわけで、普通なら「聴覚神経が脳に伝わりその刺激で新たな神経伝達回路が生じた」などと、もっともらしい説明をしたくなるわけですが、著者はそういう小賢しい考え方よりも、じつは一見愚鈍と思われるような考え方のほうが 物事を大きく捉えることができ、案外真実をついていることも多いとおっしゃるんですね。
ノーベル賞に繋がるような発見のほとんどは、学者仲間から「アホ」と思われるような研究であることが多いし、実際にふとした思いつきや偶然の出来事が大発見に繋がっていることがほとんどだとか。
鋭利で悧巧な生き方よりも、たとえ愚かでも良い。”something great”に感謝しつつ、もっと謙虚で深い生き方が望ましいということ。
そして、いい遺伝子のスイッチをONにできるのはどんな時か・・・ここでこれ以上書いてしまうと読む楽しみが亡くなりそうなので、この辺で置いておきますが、元気をもらえること、心がけてみたいことがたくさん書かれていました。
怪しげな健康食品や代替医療、免疫医療などはこの辺りから商売に結び付けようとするものが多いのですが、
この本に書かれているのは、あくまで心の持ちようです。
もし、ちょっと読んでみたいと思われるのなら、600円の文庫本でも十分目的を達せるはず。(^^)v