光を受けると発熱する化学物質を、がん細胞に特有なタンパク質をターゲットとした抗体に結合させた
「光感受性(分子標的)発熱剤」の開発に、米国立保健研究所(NIH)の小林久隆チーフサイエンティストらが成功した。
がんを発生させたマウスにこの薬を注射すると、がん細胞だけに光感受性発熱剤が取り付き、これに近赤外線を照射すると、
発熱して、熱に弱いがん細胞を死滅させるという。マウスでは8割のがんが消えたとか。
これは、がんミサイル療法(ターゲット療法)を応用した温熱療法と言えるのではないでしょうか。
がん種によって、もちろんターゲットとなるタンパク質は変わりますから、
それぞれのがんに応じた「光感受性発熱剤」の開発が必要だと思われますが、特定のがん細胞だけに運ばれて、特定のがん細胞だけを攻撃する
ドラッグデリバリーシステムの進歩は著しいので、実用化もさほど難しい話ではなさそうです。
光感受性薬を用いた光線力学的療法(PDT)とか、増感剤を用いた放射線療法なども、広い意味ではこれと同類だと思いますが、
薬剤を直接がんに届けるミサイル療法と、光・赤外線・X線等の照射との組合せは、テクノロジーとして見ても面白く、かつ期待できる分野ではないでしょうか。
出典:朝日新聞(2011/11/7)
http://www.asahi.com/health/news/TKY201111060396.html
「光感受性(分子標的)発熱剤」の開発に、米国立保健研究所(NIH)の小林久隆チーフサイエンティストらが成功した。
がんを発生させたマウスにこの薬を注射すると、がん細胞だけに光感受性発熱剤が取り付き、これに近赤外線を照射すると、
発熱して、熱に弱いがん細胞を死滅させるという。マウスでは8割のがんが消えたとか。
これは、がんミサイル療法(ターゲット療法)を応用した温熱療法と言えるのではないでしょうか。
がん種によって、もちろんターゲットとなるタンパク質は変わりますから、
それぞれのがんに応じた「光感受性発熱剤」の開発が必要だと思われますが、特定のがん細胞だけに運ばれて、特定のがん細胞だけを攻撃する
ドラッグデリバリーシステムの進歩は著しいので、実用化もさほど難しい話ではなさそうです。
光感受性薬を用いた光線力学的療法(PDT)とか、増感剤を用いた放射線療法なども、広い意味ではこれと同類だと思いますが、
薬剤を直接がんに届けるミサイル療法と、光・赤外線・X線等の照射との組合せは、テクノロジーとして見ても面白く、かつ期待できる分野ではないでしょうか。
出典:朝日新聞(2011/11/7)
http://www.asahi.com/health/news/TKY201111060396.html