ボギー さん
高リスクということでIMRTにホルモン治療を併用ということですが、トータルの期間はどの程度といわれていますか。二年ですか、三年ですか。
多分に長期ということならば、放射線治療前のホルモン治療が数ヶ月増えることは特に問題ないかと思います。
IMRTに対してホルモン治療を併用することに関してはランダム化比較試験(RCT)の結果によるものです。
前立腺癌診療ガイドライン 2016年版のP.142の以下の質問に対する答えが記されています。
「根治的外照射においてホルモン療法は治療成績を改善するか?
また至適な併用のタイミング,薬剤,期間はどのようなものか?」
少なくとも2016年のガイドラインでは次のようになっています。
「高リスク症例に対してはアジュバント療法が推奨されるが,80Gy程度の高線量照射では,その有効性は不明確である。」
高リスクの場合、高線量でRCTの結果、アジュバント療法(放射線後のホルモン治療)が有効となっているか最新の情報は私はしりません。
ただ、高リスクの場合、長期のホルモン治療を併用している病院が多いのではないかと推察します。
京都大学は高リスクの場合でも従来よりアジュバント療法は行っていません。
以下の2021年11月の論文を参照してください。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34338920/
T3-4N0M0の患者が対象であり、次のように書かれています。
「すべての患者は、短期のネオアジュバントアンドロゲン除去療法のみを受けた(中央値8.3カ月)」
中央値8.3カ月と書かれていますので、これより多い患者、少ない患者がいたと思われます。
高リスクということでIMRTにホルモン治療を併用ということですが、トータルの期間はどの程度といわれていますか。二年ですか、三年ですか。
多分に長期ということならば、放射線治療前のホルモン治療が数ヶ月増えることは特に問題ないかと思います。
IMRTに対してホルモン治療を併用することに関してはランダム化比較試験(RCT)の結果によるものです。
前立腺癌診療ガイドライン 2016年版のP.142の以下の質問に対する答えが記されています。
「根治的外照射においてホルモン療法は治療成績を改善するか?
また至適な併用のタイミング,薬剤,期間はどのようなものか?」
少なくとも2016年のガイドラインでは次のようになっています。
「高リスク症例に対してはアジュバント療法が推奨されるが,80Gy程度の高線量照射では,その有効性は不明確である。」
高リスクの場合、高線量でRCTの結果、アジュバント療法(放射線後のホルモン治療)が有効となっているか最新の情報は私はしりません。
ただ、高リスクの場合、長期のホルモン治療を併用している病院が多いのではないかと推察します。
京都大学は高リスクの場合でも従来よりアジュバント療法は行っていません。
以下の2021年11月の論文を参照してください。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34338920/
T3-4N0M0の患者が対象であり、次のように書かれています。
「すべての患者は、短期のネオアジュバントアンドロゲン除去療法のみを受けた(中央値8.3カ月)」
中央値8.3カ月と書かれていますので、これより多い患者、少ない患者がいたと思われます。