モモトムさんは私の投稿に対して「御見解ありがとうございます」と書かれています。私は関連する私の投稿の紹介と隣の県の病院の提示をしただけです。
改めて見解を書こうと思います。
その前に広島の病院を提示しましたのは一種の評価ですので、どうして該当病院としたかを以下に書きます。
広島の病院としたのはNMP社のリストにもあることが一つの理由ですが、兵庫県の病院もみてみましたが、次に書く理由で劣るかなと思った次第です。
2016年 病院ごとの小線源治療数(週刊朝日データより)の「外照射併用の数の多い順」の表で兵庫県の患者数の多い病院、26 を確認してみました。
手術実績をみてみますと2018年は5件、2019年は9件となっています。
月1件、小線源治療を実施していない病院はどうかなと思った次第です。
なお2015年は33件、2016年は29件となっていて週刊朝日のアンケート結果をまとめた2016年の件数33件とは異なります。
小線源治療は単独で治療可の場合は数日で治療が終わり、経過観察で通うだけという時間的な点でメリットがあります。
しかし中間リスクで外照射併用で治療を行う必要がある場合、追加される外照射は通常、1.8Gy で25回の治療となり、それなりの時間がかかります。
私は前立腺癌に対するIMRT/IGRT併用寡分割照射法の第II相臨床試験に参加していて、今年中にはその結果が論文として報告されます。
「前立腺癌に対して画像誘導技術を用いた強度変調放射線治療による寡分割照射法70 Gy/28回(1回2.5 Gy)が有効かつ安全であるかを探索的に検討する」ものであり、28回で治療が終了しますので、この寡分割照射が一般的になった場合は小線源の外照射併用の場合とそう回数の差がなくなると思います。
臨床試験の治療成績は良好であり、私が治療受けている放射線科の主治医は早晩、主流になるのではないかといっています。
といったことはさておき、今回、岡山で外照射併用の病院がないということで隣の県で治療可能な病院を調べました。ただ、25回外照射に通う、あるいは入院またはビジネスホテルに宿泊しそこからの通院というのはそれなりに大変かと思います。
中間リスクで外照射併用の小線源治療の治療成績が外照射に勝るということは私は把握していません。 1)
論文、Sci Rep. 2018 Jul 12;8(1):10538.をもとにしたIGRTを用いたIMRTと小線源の比較という記事を書きました。論文では高リスクに対しては小線源のほうがIG-IMRTよりPSA制御に優れているという記述のあと、以下のように書かれています。
「LDR-BTおよびIG-IMRTは、低リスク群および中リスク群において、曖昧な結果を示した。」
ブログでは補足としてIMRTと小線源の比較 その2という記事を書きました。
従って、小線源に拘り、遠方の病院を選ぶ積極的な理由はないと思います。
...(続きを読む)
改めて見解を書こうと思います。
その前に広島の病院を提示しましたのは一種の評価ですので、どうして該当病院としたかを以下に書きます。
広島の病院としたのはNMP社のリストにもあることが一つの理由ですが、兵庫県の病院もみてみましたが、次に書く理由で劣るかなと思った次第です。
2016年 病院ごとの小線源治療数(週刊朝日データより)の「外照射併用の数の多い順」の表で兵庫県の患者数の多い病院、26 を確認してみました。
手術実績をみてみますと2018年は5件、2019年は9件となっています。
月1件、小線源治療を実施していない病院はどうかなと思った次第です。
なお2015年は33件、2016年は29件となっていて週刊朝日のアンケート結果をまとめた2016年の件数33件とは異なります。
小線源治療は単独で治療可の場合は数日で治療が終わり、経過観察で通うだけという時間的な点でメリットがあります。
しかし中間リスクで外照射併用で治療を行う必要がある場合、追加される外照射は通常、1.8Gy で25回の治療となり、それなりの時間がかかります。
私は前立腺癌に対するIMRT/IGRT併用寡分割照射法の第II相臨床試験に参加していて、今年中にはその結果が論文として報告されます。
「前立腺癌に対して画像誘導技術を用いた強度変調放射線治療による寡分割照射法70 Gy/28回(1回2.5 Gy)が有効かつ安全であるかを探索的に検討する」ものであり、28回で治療が終了しますので、この寡分割照射が一般的になった場合は小線源の外照射併用の場合とそう回数の差がなくなると思います。
臨床試験の治療成績は良好であり、私が治療受けている放射線科の主治医は早晩、主流になるのではないかといっています。
といったことはさておき、今回、岡山で外照射併用の病院がないということで隣の県で治療可能な病院を調べました。ただ、25回外照射に通う、あるいは入院またはビジネスホテルに宿泊しそこからの通院というのはそれなりに大変かと思います。
中間リスクで外照射併用の小線源治療の治療成績が外照射に勝るということは私は把握していません。 1)
論文、Sci Rep. 2018 Jul 12;8(1):10538.をもとにしたIGRTを用いたIMRTと小線源の比較という記事を書きました。論文では高リスクに対しては小線源のほうがIG-IMRTよりPSA制御に優れているという記述のあと、以下のように書かれています。
「LDR-BTおよびIG-IMRTは、低リスク群および中リスク群において、曖昧な結果を示した。」
ブログでは補足としてIMRTと小線源の比較 その2という記事を書きました。
従って、小線源に拘り、遠方の病院を選ぶ積極的な理由はないと思います。
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