投稿日:2025/05/21(水) 16:41:36 No.14679
様々な方の闘病記録を収集してPSA推移グラフにしておりますが、この度はこれまでにない経過を見て驚きました。
この方の病状経過を最初に拝見した時は、初期PSAが5.31で高くありませんでしたのであまり注目しませんでした。
しかし詳しく見ていくと1年半でご逝去されていることが分かり、その原因を探っていきました。
この方は最初歯茎に痛みがあり歯科受診されていましたが良くならず次に肋骨に痛みがあり呼吸器科受診でも原因が分か
らず、高い熱が続く様になってからある医師が前立腺癌の転移の疑いがあると指摘され、PSA検査や骨シンチなどを受け
ました。この間に約3か月経過しています。
PSAは5.31と低かったのですが、ALPが988と大変高く、肝臓や胆管の疾患・がんの骨転移を検査しました。
結果は、前立腺がんの肝臓転移・リンパ節転移・全身の多数の骨転移が発見されました。
他の方の症例を見ても、これだけ多くの転移があればPSAも100以上になるはずですが、低いのは非常にまれな
ケースだと思われます。
最初の治療はゾラデックス・アビラテロン・ランマークで、6か月後にPSAは0.1以下になりましたが、ALPは
逆に上昇して1700を超えました。その後ALPは下がりPSAが上昇に転じました。
治療開始1年後にPSAが4.0を超え、最初の治療薬が効かなくなったため、UFT・イクスタンジ・ドセタキセル
と試されましたが良くならず、治療開始から1年6か月後に全身の痛みでご逝去されました。
これまで私は前立腺癌の進行状況はPSAの値の変化でほぼ把握できると思っていたのですが、転移のある場合には
他の血液検査の値を見たり、時には再度骨シンやPET検査をやり直したり、その他のがん検査も必要だと思うように
なりました。私自身も微小転移があり場所が分かりませんので、検査の必要性を痛感しています。
皆さんのご意見を拝聴いたします。
なお、この方の闘病記録は下記のURLにあります。
https://minkara.carview.co.jp/userid/906186/blog/43235392/
PSMA-PETは前立腺がんの検出において、他の検査と比較して高い感度と高い特異度を有していますので、受けることを考慮するのも一つの考えかと思います。
ただし、現在保険適用でない模様です。
ひげの父さんは臨床試験でPSMA-PETで転移の場所がわかり、放射線治療を受けたと講演でいっています。
https://youtu.be/e_p0F8yO3UY?t=317
臨床試験について少し調べたら、以下のものがみつかりました。
ひげの父さんが参加した臨床試験かどうかはわかりません。
前立腺がん再発診断における[18F]FSU-880 PET/CTの臨床的有用性の検討(京大)
https://center6.umin.ac.jp/cgi-open-bin/ctr/ctr_view.cgi?recptno=R000038979
民間の病院では保険外診療で行われているかと思います。
情報
前立腺がんにおけるPSMA-PET検査の有用性 - 宇都宮セントラルクリニック 放射線治療センター
PSMA-PET検査|医療法人仁泉会 MIクリニック
検査費用
医療機関経由でのお申し込み:220,000円(税込)
個人でのお申し込み :297,000円(税込)
もちろん上記の病院に関しては情報提供であり、受診を勧めているわけではありません。
PSA再発後、ホルモン治療を長らく実行し、PSMA-PETで転移箇所が分かったひげの父さんの事例からの情報提供でした。
