●元になった記事のURL:
http://www.renalandurologynews.com/psa-rising-while-on-abiraterone-taking-it-with-food-may-help/article/406935/
----------------------------------------------------------------------------------------------------
Renal and Urology News 2015年4月2日
アビラテロン(ザイティガ)服用中に上がっていくPSA? アビラテロン(ザイティガ)を、食物と一緒にとれば有効になるかも。
新しい研究によると、転移を有する去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)でアビラテロン服用中にPSA の上昇が見られる患者の中には、アビラテロン酢酸エステル(AA:商品名ザイティガ)を食物と一緒に服用すると、PSAの上昇を食い止める可能性がある。
さらには、ザイティガの服薬治療期間を引き伸ばせることも考えられる。
ノース・カロライナ州のダーラムのデューク大学でアンドリュー・J・アームストロング博士の指導のもと研究者たちは、過去にさかのぼって60人のmCRPC患者を調べた。最初のうちは、食物を取らないでザイティガを服用していたが、PSA の上昇をみた。これら60人のうち19人の患者は食物と一緒にザイティガを取ることに切り替えた。一方残りの41人の患者は食物を取らないでザイティガを服用した。
食物を取らないでザイティガを投薬するのから食物と一緒に取ることに切り替えて3ヶ月も経たないうちに、ある程度の割合の患者がPSAになんらかの下降が生じたことが、研究の最初の成果だった。
PSAの上昇が見られるときに、食物と一緒に服用した19人の患者のうち、3人(16%)が、服用の仕方を切り替える前の時点に比べてPSAの下降を示した。
アームストロング博士の研究グループは、文書の論文に先駆けてオンライン(ネット)で「前立腺癌と前立腺の病気」に発表した。研究者たちは、食物と一緒にザイティガを取ることに切り替えた患者は、服薬治療期間の中央値が、切り替えない患者よりも長くなることを発見した。(切り替えた患者は272日:切り替えない患者177日)
研究者たちの説明によれば、食物と一緒にザイティガを取ると、CRPCの進行に関係するアンドロゲン合成経路に追加的な酵素の抑制を引き起こすとみている。
「これらの結果は、期待できるもので、患者の中には、食物と一緒にザイティガを取ることに切り替えると、服薬治療期間の中央値が2~4ヶ月ものびることがある人もいることを裏付けている。そしてこの事実は、もっと毒性の強い療法(注:抗がん剤のことか)への移行を遅らせる」と著者は書いている。
研究者によれば、以前のケトコナゾールでの治療の効果は、食物と一緒にザイティガを取ることに切り替えてもPSA の下降を経験した患者の割合が低かったようだ。ケトコナゾールはザイティガの作用機序と同様の作用機序を持っている。両薬とも酵素CYP17の媒介する腫瘍内部のアンドロゲン合成をブロックする。この新しい研究では、19人の患者のうち食物と一緒にザイティガを取ることに切り替えた7人(37%)は、治療歴としてケトコナゾールの経験があったが、そのうちの誰もPSAの下降につながった人はいないと研究者は言及している。
掲載者注:
ケトコナゾールは、日本では軟膏(クリーム)でしか売っていない。(1) 白癬(2) 皮膚カンジダ症(3) 癜風(4) 脂漏性皮膚炎 などの皮膚関係の薬として販売されている。が、次のような記事もある。
http://www.renalandurologynews.com/psa-rising-while-on-abiraterone-taking-it-with-food-may-help/article/406935/
----------------------------------------------------------------------------------------------------
Renal and Urology News 2015年4月2日
アビラテロン(ザイティガ)服用中に上がっていくPSA? アビラテロン(ザイティガ)を、食物と一緒にとれば有効になるかも。
新しい研究によると、転移を有する去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)でアビラテロン服用中にPSA の上昇が見られる患者の中には、アビラテロン酢酸エステル(AA:商品名ザイティガ)を食物と一緒に服用すると、PSAの上昇を食い止める可能性がある。
さらには、ザイティガの服薬治療期間を引き伸ばせることも考えられる。
ノース・カロライナ州のダーラムのデューク大学でアンドリュー・J・アームストロング博士の指導のもと研究者たちは、過去にさかのぼって60人のmCRPC患者を調べた。最初のうちは、食物を取らないでザイティガを服用していたが、PSA の上昇をみた。これら60人のうち19人の患者は食物と一緒にザイティガを取ることに切り替えた。一方残りの41人の患者は食物を取らないでザイティガを服用した。
食物を取らないでザイティガを投薬するのから食物と一緒に取ることに切り替えて3ヶ月も経たないうちに、ある程度の割合の患者がPSAになんらかの下降が生じたことが、研究の最初の成果だった。
PSAの上昇が見られるときに、食物と一緒に服用した19人の患者のうち、3人(16%)が、服用の仕方を切り替える前の時点に比べてPSAの下降を示した。
アームストロング博士の研究グループは、文書の論文に先駆けてオンライン(ネット)で「前立腺癌と前立腺の病気」に発表した。研究者たちは、食物と一緒にザイティガを取ることに切り替えた患者は、服薬治療期間の中央値が、切り替えない患者よりも長くなることを発見した。(切り替えた患者は272日:切り替えない患者177日)
研究者たちの説明によれば、食物と一緒にザイティガを取ると、CRPCの進行に関係するアンドロゲン合成経路に追加的な酵素の抑制を引き起こすとみている。
「これらの結果は、期待できるもので、患者の中には、食物と一緒にザイティガを取ることに切り替えると、服薬治療期間の中央値が2~4ヶ月ものびることがある人もいることを裏付けている。そしてこの事実は、もっと毒性の強い療法(注:抗がん剤のことか)への移行を遅らせる」と著者は書いている。
研究者によれば、以前のケトコナゾールでの治療の効果は、食物と一緒にザイティガを取ることに切り替えてもPSA の下降を経験した患者の割合が低かったようだ。ケトコナゾールはザイティガの作用機序と同様の作用機序を持っている。両薬とも酵素CYP17の媒介する腫瘍内部のアンドロゲン合成をブロックする。この新しい研究では、19人の患者のうち食物と一緒にザイティガを取ることに切り替えた7人(37%)は、治療歴としてケトコナゾールの経験があったが、そのうちの誰もPSAの下降につながった人はいないと研究者は言及している。
掲載者注:
ケトコナゾールは、日本では軟膏(クリーム)でしか売っていない。(1) 白癬(2) 皮膚カンジダ症(3) 癜風(4) 脂漏性皮膚炎 などの皮膚関係の薬として販売されている。が、次のような記事もある。
