「前立腺は結構動くので位置決めしていても外部照射では逸れる可能性が高い」
といわれています。
ネット上ではもう少し穏やかな表現もあります。
ichi さんは治療法を決めた一番の理由 | じじ..じぇんじぇんがんで以下のように書いています。
同じ照射方式でも医療機関によって照射精度が違うと思われます。
前立腺はいつも定まった位置にあるわけではなく、その動きやすい
臓器に対して、どのような方法で照射精度を保つのか、照射線量、
照射回数とも医療機関によって違いますから確かめておきたいとこ
ろです。
藤野邦夫『前立腺ガン最善医療のすすめ』実業之日本社では再三にわたり、この件に関する言及があります。
P.140
もうひとつの問題点は、前立腺が狭いスペースで、たえず動く小型の
臓器だということにある。前立腺が息をしたり、しゃべったりしても
動くだけでなく、膀胱や腸の内容物の量によっても、つねに位置を変
える。このため、からだの外側から前立腺を照射する外部照射は、正確
さという点で制約を受けざるをえない。
P.150
最後に正確な外部照射がもつ弱点を指摘しておこう。それは前立腺が
動きやすい臓器であるため、照射する範囲をしぼりこめばしぼりこむ
ほど、目標をはずすリスクが高まることである。これでは再発率が高
くならざるをえない。
P.210
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