
皆さまこんにちは!
メーリングリストの方にも投稿させて頂きましたが、改めてこちらのメインスレッドにも下記掲載させて頂きます。
内容を一部修正してます。
どうぞ宜しくお願い致します。
今回入会しましたニックネーム『yasu@千葉』です。
入会にあたりまず現況の概略報告をさせて頂き、今後の治療の展開についてご教授頂ければ幸いです。
治療先は御茶ノ水のT大学病院です。
以下時系列に経過を報告致します。
・2021年に前立腺ガンと診断。
ガンの種類が良くなく(グリソンスコアは7か8)放射線治療か全摘かの選択があったが、年齢的(62歳)にもまだ先がある為放射線治療のリスクより全摘手術を選択。
・2022年1月 全摘手術(術後PSA値0.012にダウン)
・その後定期的検査継続なるもPSA値が上昇
(PSA値が0.2超えると通常再発と考えるとの事)
・2024年3月
PSA再発と診断(PSA値0.699)。
治験を提案される。
・2024年5月(PSA値1.38)
治験開始。ダロルタミドかプラセボか。
某製薬会社の治験で治験開始の種々検査の中で(PSMAペット)極小の転移ガンが2ヶ所発見。(右側リンパ、左側骨盤内)
但し極小過ぎて転移との診断ではない。
その2か所については病院側から(放射線科)保険適用で放射線治療で叩けるかも知れないとの事で実施(1週間/1カ所、トータル2週間通院)
治験と併せてホルモン注射開始(ゴナックス)
・ホルモン注射と治験薬服用後は一時的にPSA値低減。(1.38から0.12まで減少)
・2024年11月まで治験薬服用とホルモン注射5回実施。その間1.38→0.12→0.39と上昇側に変動。
・2024年12月にT大学病院より、PSA値が上昇しており、まだ0.56なるも去勢抵抗性前立腺癌の疑いあり。治験継続か中止か選択。治験服用薬がダロルタミドかプラセボか不明の為。中止ならばARSI治療薬を投与との事
概略以上のような状況です。
セカンドオピニオンも2025年1月6日に有明の病院で受けました。
...(続きを読む)
私はIMRTで治療を行い、昨年、もう病院での定期検診は不要といわれたものです。
10年通うことが必要といわれていて、後、一年というつもりで病院へ行ったのですが、あっけない
宣告でした。
予後良好中間リスクで多分に治るがんかと思っていましたが、薬物治療、CRPCについてもいろいろ、もしなったときはどうしようかなということで調べていました。ただ、この2,3年は最新の情報のフォローはしていません。
このような私ですが、「今後の治療の展開について」なにか有効なことを書くことができるかはなはだ疑問ですが、状況の整理の一助にはなるかなと思い、投稿しています。
時系列に経過の報告をされていますが、多分、省略したこともあるかと思います、いくつか質問させてください。
1.治療前のPSAは?
2.グリソンスコアは?
7か8と書かれていますが、4+3と4+4は大違いと思いますが、正確に伝えられていないのでしょうか。
3.手術前のは臨床病期(cT)は?
4.手術後の病理病期(pT)は?
例えば、cT2だったが、被膜外浸潤していてpT3だったとか
5.PSA再発の後、救済放射線治療を実施しなかった理由は?
6.PSA再発の後、救済ホルモン治療を行ったかと思いますが、具体的にどのようなクスリを使用されたのでしょうか。
それともいきなり、治験を提案されたのでしょうか。
以上は単に私がいろいろ得た情報からの疑問であり、いまは患者の状態により、新規ホルモン治療を行うことがあったり、治験を実施するということがありうるのかしらないう状況からの質問です。
(なお、書いていないということはそのことを開示したくないのかもしれませんので、どうしても教えていただきたいということではありません)
yasu@千葉 様は(PSMAペット)極小の転移ガンが2ヶ所発見ということでその箇所に放射線治療を実施したということです。
前立腺床の状況はどうなっているのでしょうか。
PSMAペットより正確な情報をえることができるか分かりませんが、全身の拡散強調MRI画像(前立腺がん)による個別化治療としての標的放射線治療を実施するということが実現されているようですので、詳細は承知していませんが、可能性を検討ということもひとつの考えかもしれません。
全身の拡散強調MRI画像(前立腺がん)
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私から追加することは特にありません。
さてそれとは別に、メーリングリストとは恐らく腺友倶楽部でやってるものですね。一応お断りしておきますが、このサイトは腺友倶楽部とは別のものです。>yasu@千葉さん
元々、腺友倶楽部の理事長さんが始めた掲示板ではありますが、今は別のものという位置付けですので御承知おきください。
「去勢抵抗性がん」の治療には2つの抗がん剤、ドセタキセル、カバジタキセルと新しいホルモン薬、4つ、アビラテロン、エンザルタミド、アパルタミド、ダロルタミドが使用されるということで、次のように書かれています。
「2種類の抗がん剤と、4種類のホルモン薬をどのような順番で使うかについては、まだ定まっていません。それぞれの患者さんの状態に合わせて医師が選択することになります。いずれの薬もさまざまな副作用が現れる可能性があるため、薬を使い始めてから3か月程度は2~4週間に1回通院して、副作用や体調をチェックすることが必要です。」
病院の医師の臨床経験他によるということのようです。
yasu@千葉さんは「治験を中止して服用薬をはっきりした上で次の治療に行きたいと思ってますがT大学病院の今後の治療方針で良いのか悩んでいます。」と書かれています。
去勢抵抗性がんの治療には確立したものがないとしたら、主治医を信頼して臨床試験に参加されたのですから、T大学病院の今後の治療方針に従うのが流れかなと思う次第です。
「治験継続か中止か選択」ということなので、「治験を中止して服用薬をはっきりした上で次の治療に行きたい」という意志をはっきりと伝えればいいかと思います。
「中止ならばARSI治療薬」というのがT大学病院の治療のやり方なので、それに従えばいいと思います。
「全身の拡散強調MRI画像(前立腺がん)」の紹介はPSAが上昇ということはどこかに転移が十分考えられるので、詳しくしらべて、放射線治療を実施したほうがいいのではということからのものです。
NPO法人腺友倶楽部の理事長の武内 務氏の講演でPSMA-PETで再発の箇所が分かり、2回放射線治療を受けたという動画をみたことがあります。
https://youtu.be/e_p0F8yO3UY?t=317
PSMA-PETは大学病院どこでも実施しているわけではないと思いますが、これも検査を受けることを考慮する一つの候補かもしれません。

こちらの腺友掲示板の件については承知致しました。
眞 様
ご投稿いただきありがとうございました。
遅くなりましたが、ご質問について過去振り返って整理した範囲でご回答致します。
1.治療前のPSAは?
⇒ PSA値9.8でした。
2.グリソンスコアは?
7か8と書かれていますが、4+3と4+4は大違いと思いますが、正確に伝えられていないのでしょうか。
⇒ 9 でした。(9の中身については聞いてません。7か8か間違いでした)
3.手術前の臨床病期(cT)は?
⇒ ctの理解が出来てませんが、診断書によると手術前の病期は4期でT3aとなってます。
4.手術後の病理病期(pT)は?
例えば、cT2だったが、被膜外浸潤していてpT3だったとか
⇒ こちらも理解が出来てませんが、確か先生がETE1と言われたと思います。
5.PSA再発の後、救済放射線治療を実施しなかった理由は?
⇒ 放射線治療の話もありましたが、現在の年齢も考慮して10年後あたりでの照射の影響が心配との事で、私自身も同意しました。
PSMAPETで極小転移が認められた関係もあるかと思います。(極小過ぎて転移の診断ではないとの事でした)
6.PSA再発の後、救済ホルモン治療を行ったかと思いますが、具体的にどのようなクスリを使用されたのでしょうか。
それともいきなり、治験を提案されたのでしょうか。
⇒ ホルモン治療の話も出ましたが、そもそもホルモン治療は癌を根治出来ず抑制するもので次第に効果が薄れるとの事でした。
その関係と病院側の治験のタイミングで提案されました。
...(続きを読む)
丁寧に回答いただき、ありがとうございます。
「例えば、cT2だったが、被膜外浸潤していてpT3だったとか
⇒ こちらも理解が出来てませんが、確か先生がETE1と言われたと思います。」
病理組織診断の結果の表示について以下のページに書きましたが、「EPE1」ではないでしょうか。
EPE1 癌が前立腺周囲組織に進展する
http://inves.seesaa.net/article/442188924.html
以下の京都大学医学部附属病院 病理診断科のページにはこう書かれています。
pT3a: EPE+ あるいは bladder neck invasion
https://byori.kuhp.kyoto-u.ac.jp/templates/prostate.html
いずれにしろ限局がんではないということす。
cT3a がpT3aということで、手術後、病期がアップ グレードしたということではないということでしょう。
「PSA再発の後、救済放射線治療を実施しなかった理由は?
⇒ 放射線治療の話もありましたが、現在の年齢も考慮して10年後あたりでの照射の影響が心配との事で、私自身も同意しました。」
10年後二次発がんの可能性が増すといっても極端なものではないので、あまり考慮しても仕方がないと思っています。
ブログには以下の記事を書いています。
http://inves.seesaa.net/article/454317828.html
「ホルモン治療の話も出ましたが、そもそもホルモン治療は癌を根治出来ず抑制するもので次第に効果が薄れるとの事でした。
その関係と病院側の治験のタイミングで提案されました。」
ダロルタミドは経口アンドロゲン受容体阻害薬ですので、ホルモン治療薬(新規の)です。
根治を目指すならば、現在可能かどうか分かりませんが(今からでも遅くない)ということで、私ならば、救済放射線治療を受けると思います。
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毎回、ご丁寧にご回答頂きありがとうございます。
『ゴナックスを併用しての治療ですので、PSAが下がりきることなく上昇に転じているということはホルモン感受性前立腺がんでない可能性もありますので、なおさら救済放射線治療を試みる価値はあるかと素人目には思います。』
⇒ このご意見を参考に、救済放射線治療について主治医とも話し合いたいと思います。
様々にお話を頂きとても心強く感じ感謝致します。
ありがとうございます。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
転移疑いの「右側リンパ節」「左側骨盤内」には放射線を当てたんですよね?
右側リンパ節が骨盤内なのか遠隔転移なのか分かりませんが、少なくとも左側は骨盤内でそれに照射したんですよね?
どのように照射したのでしょうか?
転移疑いのところにピンポイントで当てたのであれば「救済放射線」にはならないと思いますが、骨盤全体に当てたのであれば「救済放射線」です。
もしピンポイントで当てているのであれば、今後「救済放射線」を行うとすれば、その部分に関しては追加照射になりますので、「できない」と言われる可能性はあるかもしれません。
まあ、私は想像で言っているので、泌尿器科の主治医か、放射線科の主治医にどんどん聞けばいいと思います。
(なんとなく、yasu@千葉さんのところの泌尿器科の先生は放射線に疎いような印象を受けるので、放射線科の先生にも聞いた方がいい気がします)
転移巣が制御できないのであれば救済放射線をやる意味があるのか、という話になりますね。
(PSMA-PETを信じるのであれば)
ただ、放射線治療は、一次治療のIMRTや小線源を見ても分かるように、数年単位でPSAが下がっていくもので、バウンス現象なのてのもあります。
これは転移巣に関しても同様と思いますので、治療をしつつ、しばらく様子をみるべきなのかもしれません。
もちろん先生への相談はどんどんしていいと思います。
救済放射線治療は手術後、前立腺があった位置(前立腺床)に照射するという認識です。
画像でがんということが明確でないにしても、「EPE1 癌が前立腺周囲組織に進展する」ということがはっきりしていますので、効果があるのではないかということです。
「sv1 精嚢浸潤を認める」ということは書かれていませんでしたので、pT3bではないという想定です。

私が受けた放射線治療は、極小の転移ガンが2ヶ所(右側リンパ、左側骨盤内) に対して
それぞれの箇所に40グレイの照射(低位)を1週間ずつ計2週間通院で行いました。
極小でしたので、しっかり部位に当たっていないのでは、との私の質問にそれも否定できない
との放射線科の先生の回答でした。
2024年7月に放射線治療を実施して、12月に治験対応でのPSMAPETでの検査では前回と同様の状況で
極小転移ガンはそのままで新たな転移は無いとの結果でした。
主治医の泌尿器科の先生は放射線治療の結果に時間がかかるのは認めつつも総合的に判断すると(特にPAS値をメイン)去勢抵抗性前立腺癌の疑い強いとの事でした。
去勢抵抗性前立腺癌の基準としてPSA値が1.0を超えるとその判断となると言われました。
いずれにしても治験を中止して、次の治療について救済放射線治療も視野に入れて主治医と良く話したいと思います。
ただ救済放射線治療後のQOLが気になります。
その辺りのご助言がもしあればお願い申し上げます。
宜しくお願い致します。
> 救済放射線治療は手術後、前立腺があった位置(前立腺床)に照射するという認識です。
そうであれば、私のNo.14626の投稿に関しては了解です。
No.14627の投稿に関しては、
「転移に対して放射線が効かないのであれば、同じ性質を持つであろう前立腺床のガン(転移元のガン)にも効かないのではないか」という意味です。