「腺友ネット:掲示板」において高リスク前立腺がん患者に対するトリモダリティの優位性の書き込みが多くなされていました。
その事実は確かなのかの確認、そうして私の受けたIMRTの治療成績の確認ということでPSA非再発率に関して論文を探し、サイトへの記事掲載、あるいはブログへの記事投稿を続けました。そうして「腺友ネット:掲示板」へも投稿しました。
治療終了後、9年目でもう病院への通院不要ということをいわれ、論文検索の意欲は急速に減じてきました。先日、久々に検索し多根総合病院の放射線治療科の竹村玲子氏を筆頭著者とする論文をみいだしブログに書き、さらに東大病院及のVMAT、滋賀医科大のトリモダリティとの比較の記事も書きました。
http://inves.seesaa.net/article/504991273.html
http://inves.seesaa.net/article/505043808.html
竹村論文によるとPSA非再発率は以下のとおり。
5年PSA非再発率 95.3%
8年PSA非再発率 91.9%
滋賀医科大の岡本医師の論文では以下のとおり。
5年PSA非再発率 95.2%
患者の特性では人数、病期など両者に大きな違いはないが、竹村論文ではT4患者の割合が多い。
岡本論文の5年PSA非再発率 95.2%という数値は驚きでした。
全骨盤照射を併用してのVMATによる治療が匹敵するということがこの時期に分かったのは私個人にとって長い期間論文検索を行ってきてよかったなと思っています。
滋賀医科大の5年を超えるPSA非再発率は滋賀医科大事件もあり、今後発表されることはないと思われるのでそのことは残念です。