こきちさん、
7グレイ×5(35グレイ)が少ないと感じられたのは、緩和照射でも3グレイ×10(30グレイ)というのが一般的で総線量があまり変わらないと思われたのでしょうか。
放射線の治療効果は総線量ではなくBED(biologically effective dose: 生物学的効果線量)で考える必要があります。このBEDの計算には臓器ごとに異なるα/βというパラメータが必要で、骨転移にはどういう数値を用いればいいのかはわかりませんが、前立腺の場合に使用するα/β=2 として計算例を示しますと、
7グレイ×5(35グレイ)では BED=158グレイ、
3グレイ×10(30グレイ)では BED=75グレイなので、
提示された治療計画は緩和照射の2倍くらい強力なようです。
主治医に治療計画の根拠をお尋ねになるのがよろしいかと思います。