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Re: 全摘前の医師の説明
投稿者: 投稿日:2021/08/22(日) 22:17:28 Home No.12873

私が投稿で示した内藤班の研究のページをしったのは以下のひげの父さんの投稿からでした。
https://sen-you.boy.jp/bbs/main/?res=6661

投稿では小線源治療と比較して手術の場合がPSA再発率が高いということをいっています。

私はこの投稿が印象深く、藤野邦夫『前立腺ガン 最善医療のすすめ』にもこの内藤班の研究を引用していたことを記憶しています。今、手元に本がないので確かめることはできませんが。

私が2021年 8月19日の投稿でこの九大のページをリンクしましたのは手術の再発率が高いということをいいたいのではなく、投稿にも書きましたが、ページの最後に書かれている再発の後の治療について研究が行われていてそれを長らく探していて今回みつかったので嬉しかったという個人的な感懐を示したかっただけです。

見出したRCT,日本人を対象に多施設での結果ということでそれなりに信頼できるものかと思いました。
手術の後、PSA再発した際、救済放射線治療を行うほうが有益というエビデンスはそれなりに有意義な知見と思い、紹介した次第です。

内藤班の研究で得られたPSA再発率はきっと泌尿器科医の常識となっているかと思います。それは厚生労働省が資金をだし、全国36施設が参加したものだからです。

対象が1993年2002年というのが、古いといっていますが、それ以降、前立腺摘出に関して技術的な進歩があったという話は私はしりません。

今朝 Google Scholarで検索し、奈良県立医科大の田中宣道氏を筆頭著者とする論文をみつけました。
Int J Clin Oncol . 2011 Oct;16(5):553-9.

1997年1月から2006年12月に奈良医科大学およびその関連病院で手術を受けた患者468人が対象です。

D'Amicoリスク分類で5年PSA非再発率
低リスク 77.3%
中間リスク 71.3%
高リスク 46.3%

内藤班の研究では1192人であり、奈良県立医科大の研究では半分以下、時期は少し違いますが、全体のPSA非再発率はabstractには書かれていませんが、多分に内藤班の研究より劣るものだろう。

比較すると私がフォレスト さんへの2021年 8月17日投稿で紹介しました弘前大学の古家琢也の論文の概要紹介記事でのPSA非再発率は優秀ですね。
2000年4月から2011年3月までの1264人の4施設の患者が対象

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